Dybvig 博士と Falde 博士によってハワイに新しいルーテル教会を建てようという発案があり、1953年にその資金調達の準備が整うと、Stan Gjervik 氏が宣教師として任命された。
1954年7月26日にホノルルに到着したGjervik氏とDoris Gjervik夫人は、その日の午後早速アイナハイナ近辺で教会建設の候補地を探すため不動産業者達と会った。 M’s Ranch House のSven Anderson氏が礼拝と日曜学校のための場所として宴会施設を提供してくれた。最初の礼拝が行われたのは同年10月17日で出席者数42名。その年信者の数は徐々に増え、クリスマスには95名、翌年のイースターには120名を数えた。当時、教会が準備した建設資金は9万ドル、そのうち6万ドルで6万3千平方フィートの土地を現在教会が立つ場所に購入。後にHale Alohaが立つ場所に一万平方フィート、さらに1955年には道路側の一万平方フィートの土地が寄贈された。こうした様々な支援を受け教会の建設が始まり、1955年9月末には新築の教会に移ることができたのである。
日曜学校は1954年10月に始まっていたが、翌年11月には新しい教会において毎週木曜午後の子供向けプログラムも開始された。その他月一回の女性信者のグループ、水曜午前の聖書学習クラスが始められ、自然と信者が一つになって教会を支えるようになっていった。こうして本教会は経済的にも独立することができるようになり、14ヶ月後にはそれまで月々教会組織から受けていた補助金も不要となった。
創設当初からとても活発である本教会は訪問者の数も多い。 1958年には礼拝の模様をKAIM FM局で放送し始めた。創設当初の精神は現在の健在である。“教会にやって来た車の全てが奇跡であった” 牧師一代目であるStan Gjervik 牧師の言葉である。今も本教会の姿勢をよく表している。
社会貢献活動
奉仕活動団体KiwanisやP.T.Aへの参加など様々な社会貢献活動に取り組んでいる。また、 Calvary IN the sea というグループは、マウナラニ湾再生・保護を目的とする非利益団体 マラマ・マウナラニと連携して、教会前の海岸におけるサンゴ礁の保護やモニタリング、マウナラニ湾におけるリクリエーション利用調査など様々な活動を行っている。